もうひとつ!
「崖」
ある日先輩から「怖い話してやるから来い」と言われた。。
まぁ先輩の呼び出しを無視するのは俺の信用が下がっちまうから行かなきゃならない。。
そして俺は先輩が通ってる居酒屋に行った。
「おっ、来た来た♪じゃぁ、早速話してやるよ。
一昨日、この目で女が死ぬのを見たんだぜ・・
おっと、もうちょい分かるように話した方が良かったな。
えっとなー、女の前に男がいたんだけど、どうやらお取り込み中っぽかったぜ、
しかもその後、女が崖から落ちそうになったんだよ。
だけどもよー、女は女で必死に男の手をがっしり捕まえるんけど
男の方もダメだ。と思って手を離したな。。
俺もー、一歩も歩く事もできなかったし」
にしし、と笑いながら話す先輩に対して俺は
「じゃぁ、先輩は見殺しって事ですか。」と答えた。
「おいおい、それは無いだろう?
俺だって、はなしたくなかったんだよ。」
いやいや、あんたの顔めっちゃ笑ってますから!!
「この話より先輩の方が怖いです。」
女の手を離したのは先輩