娘のミカは五歳になったばかり。無口でおとなしい子だけどご近所のタカシ君と遊んでいるときはとても楽しそう。タカシ君は今日もうちにお泊まり。ミカも喜んでる。「今日はなにして遊んだの?」仕事から帰った旦那の口癖。「ミカちゃんとね、おままごとして遊んだの!」いつもタカシ君が一番に答える。「ミカは、楽しかった?」私の言葉にうなずくミカ。「おい!いい加減にしろよ!」「え?何が…?」隆志、いっしょにお風呂に入ろう。」「うん!」
タカシが本当の子供でミカは人形。
だから無口。
語り手であるお母さん自身が狂ってる。