【お留守番】
「ママ、今から帰るからね」
「うん、わかったー」
「ちゃんとお留守番してた?」
「うんー」
「ケーキ買って帰るからね」
「うんー、あ、誰かきたー」
「宅急便屋さん?」
「待っててー」
「行かなくていい!」
「おまわりさんだったー」
「開けちゃダメ!」
「もうここにいるよー」
10年後、母とはまだ会えていない。
私から母を奪ったこいつらを、私は許さない。
【同窓会】
その日、僕は同窓会に行きました。
みんなのムードメーカーのA、
頭がよくてわからない問題を教えてくれたB、
クラスのマドンナでみんなに憧れられてたC。
僕はまた、この愉快なメンバーと騒げることに幸せを感じました。
わいわいがやがやと思い出を語っているうちに、ついに最期の修学旅行の話になりました。
「飛行機の中すごかったよな?だってファーストクラスだぜwww」
そんな事を話していると、いきなり空気が変わりました。
なんだと思ってみてみると、木曽が・・・木曽?木曽がなぜここに。
さっきまで馬鹿騒ぎしていたAもBもCも、クラスの皆も、そして私もおびえました。
木曽は一人ひとりの席の前に行き、水をかけて回っています。
木曽が私の前に来たとき、思わず叫んでしまいました。
「お前はあのときいなかった。お前はこの世にいないはずだ」と。
【少女にプレゼント】
ある所に大富豪が居た。
大富豪は定期的に孤児院に行ってはプレゼントをあげ、子供達を見て幸せを感じいた。
ある時大富豪は、一人の少女にプレゼントをあげる事にした。
最初にあげたのは、可愛らしい腕時計だった。
しかし少女は喜ばなかった。
次に綺麗なスカートをあげた。
しかし少女は喜ばなかった。
大富豪は最後に世界に一つだけしかない、決して壊れない特注のネックレスを少女にあげた。
少女は大変喜んだ。
大富豪はとても不満げな顔で帰っていった。
こたえてーやw