自作です
俺はしがない大学生。
安いアパートに住みながらバイトを掛け持ちしている。
そんな俺が最近気になっていることがある。
ストーカー……なのだろうか。
机の上に、講義のノートの内容がパソコンで打たれた用紙があったりする。
冷蔵庫の飲み物がかなり減っていたりする。
布団が妙に温もっていたり、引き出しに身に覚えのない金が入ってたりする。
ある日、俺がバイトから帰ってると講義の時によく顔を合わせる男――Aが少し離れた所に見えた。
隣になった時話す程度だ。
「Aじゃん。お前この辺に住んでんの?」
俺はAに話しかけた。
「いや、違う。この辺に住んでる友達が居るんだよ」
Aの息は酒臭い。
友達の家で少し呑んだのだろうか。
こいつは良いな…。
俺は、酒なんて寝る前に少し呑む程度なのに。
「へぇー…、気を付けて帰れよ」
ストーカーのこともあったので、そう言った。
「おう。心配ありがとな。○○も体に気を付けろよ。バイトばっかしてないで」
Aと別れて帰宅。
……やはり違和感がある。
あっ、枕元にあるランプがこっち向いてる。
俺はランプの向きを元に戻してご飯を軽く食べて風呂入って軽く酒飲んで寝ることにした。
今日は酒が減ってた。
ベッドに寝転がってると、あるものを発見。
ランプになんか小さいものがある。
何だろう?
見てみると小型カメラがついてた。
ストーカーめ。俺の寝顔なんか見て何が楽しいんだか。
そろそろ警察に行こうかな。
ストーカーってAでしょ