遊園地でのお話
俺はある日5歳の娘と遊園地へ出掛けた。
看板には、「楽しんでね」とかかれていた。
まだ小学生にもなっていなくて、平仮名しか読めない娘がまじまじとその看板を見ていて微笑ましかった。
次にジェットコースター、コーヒーカップ、メリーゴーランド等の乗り物に乗ったが、何に乗っても不愉快な様子だ。
俺は娘に、「せっかく遊園地に来たんだから看板に書いてあった通りにしないと駄目だぞ」と言った。
すると余計不愉快な感じになった。
結局何に乗っても不機嫌な様子だったので、もう帰った。
その日の夜娘は自殺した。
俺は今でも自分を許せない。
看板に書いてあったのは、「楽しんでね」。
娘は平仮名しか読めないという事は、
娘にとっては「しんでね」という意味に当たる。
故に娘は自殺した。
ドヤァ←