>>678
うん、自分も共感してる!
もうちょい更新!
私は休み時間になると、カフェテリアに飛んでいった。
いつものテーブルに、若武、黒木君、上杉君、小塚君、意外にも翼がいた。
「おそいっ!美門はもう来てるんだぞ。」
若武の口調に怒気が混じっていた。
翼は違うビルなのに。やっぱり元KZの正規メンバーだからかな。
「まあ、若武先生、そう怒らないでさ。KZリーダーとして、話を進めて。」
黒木君にリーダーと言われて、若武は機嫌を直したみたいだった、ほっ。
「じゃあ、アーヤ、妖怪パソコンをよろしく。」
若武にそう言われて、私は妖怪パソコンを立ち上げた。妖怪パソコンは、貝殻のような形をしたパソコン。七鬼君が「妖怪パソコンは知っている」の中で、私にくれたもの。私の音声で動く仕組みになっていて、七鬼君と通信ができるようになっている。
「……できたよ。」
パソコンの画面には、七鬼君の顔が映っている。
「それでは、諸君!」
「そのセリフ、いつまで言うつもりなんだよ。」
若武の気取ったセリフに、上杉君が顔をしかめた。
「別にいいだろっ。今日の議題は、アプリの内容について、だ。」
私はノートをぱらぱらとめくった。このノートはKZが解決した事件について、記録をしているノート。
前に書いたページをななめ読みする。
前には、受験用のアプリはどうだって話になったんだった。
小塚君が手を挙げた。
「やっぱり僕は、教育系のアプリがいいと思う。ただのゲームアプリとかなら誰でも作れるし。でしょ、上杉。」
上杉君がうなずく。
「最近は初心者でも簡単に作れる。」
「まあ、そうなるよなあ。」
若武が目線を上にやった。
「七鬼君、何かアイディアはない?」