はーい!
小説書くねー!
『魔法の鏡は知っている』
♪アーヤside♪
「姫様!…お妃様が…!」
「ばあや。落ち着いて。」
「…失礼しました。実は私、お妃様がお話をしていることをうっかり聞いてしまったのです。」
ん、それで?
「そして…お妃様は…姫様を森に連れて行き…殺してしまいなさい…と、仰ったのです…!ああ、私のピーチクパーチクヒバリちゃん!どうしましょう?!」
わぁ…ほんとにお話通りだ…!
いや、感心してる場合じゃない。
「何とか出来ないの…?」
「お妃様は、何が何でもおやりになります。…姫様、逃げれば良いのです。」
「に、逃げる?」
「はい。アイスマウンテンを越えれば、姫様のお母様のお姉様、アイス女王様がいらっしゃいます。そこに行けば、助けて下さるはずです。」
「あ、あの、晩餐会に来ている白いドレスの…?」
「ええ、そうです…が、つい先程、お帰りになられました…。」
ええ…うそぉ。
「姫様は、ご自分のお馬に乗って、アイスマウンテンを目指してください。ばあやは、ここでお待ちしております。」
「え、一緒に行ってくれないの?」
「すみませんが私は、ここで姫様のお父様をお慰めにならないと。姫様が居なくなられるので。」
「私1人で、大丈夫かな?」
「ええ、姫様!私は、ここで姫様を見守っております!」
「が、頑張る。ばあや、いつ出ればいいの?」
「今、すぐです。」
ええぇぇ!今、なのぉ?!
「今夜中に出ておかないと、捕まりますからね、お妃様に。」
そ、そうね。
「では姫様、こちらにお着替えになってください。私は、姫様のお馬を出しておきます。」
「わ、わかった…。」
〜数分後〜
そうっとドアを開ける。
誰もいない、よね?
ん、大丈夫。
さあ、ちょっと走ろう。怖いもん。
ハア、ハア、ハア。
「ば、ばあや!」
「姫様〜!ああ、私のピーチクパーチクヒバリちゃん!離れたくないです!」
「しょ、しょうがないのよ。」
「姫様…の、グスッ、ご、ご無事を祈っております!」
「じゃあ、ばあやも元気でね。私、頑張るから。」
「ええ!待ってますから!!」
パカッパカッ
ひえ、速ーい!
や、落ちる落ちる落ちる!
「ちょっと待って!ゆ、ゆっくり走ってくれる!!」
パカパカ
ふー。
「ごめんね。実は私、馬に乗るの、初めてなの。だから、慣れるまで、ちょっとゆっくり走って!お願い!」
やさしそうな茶色の馬は、分かった、と言うように頷くと、少しゆっくりめに走ってくれた。
「ありがと。」
ああ、でも私、これからどうなるの〜?
🎶〰🎶〰🎶今回はここまで🎶〰🎶〰🎶
感想、よろしくね!
馬優しい!!←
小説オリジナル設定あっていいね!