*探偵チームKZ小説&雑談4*

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362:波留◆no 玲夢、待ってるよ!:2016/08/22(月) 23:22 ID:6M.

「初恋は知っている 黒木編」
2、パンデミックの前兆 アーヤside
「タカ?タカでしょ?あの時はゴメンね!」
え、知り合い?
まぁ黒木君ならありえるかも。
「え…俺、お前のこと、知らないけど」
「本当に覚えてない?」
へぇ意外、黒木君も「お前」なんて言うんだ。
じゃなくてっ!!
結局知り合いなの、違うのっ?
ヒーローは困ったようにちょっと目をふせ、みんなの顔を見回した。
上杉君が手招きする。
ヒーローが近付いて行った。
「上、杉…和典?」
「そう」
そう言ってから上杉君がヒーローに何かささやく。
瞬間、ヒーローの表情が変わる。
上杉君のシャーぺンを取り上げて机に直接何か走り書きし、そのまま教室から飛び出して行った。
え…
こんなことするなんて、上杉君、ー体何て言ったの?
そう聞こうと思って上杉君の方を見ると、上杉君は自分の左手首に右手をあてて、腕時計と見比べていた。
そして、
「俺、熱っぽいみたい…」
とつぶやき、荷物をまとめてドアの方に行き、振り返って
「帰るって伝えて」
と言った。
それを聞いた若武が
「ヒーローを追いかけるだけだろ。バレバレだぜ」
と言う。
上杉君は
「ちげー!マジで脈、速えーんだよ!」
と怒鳴り、ちょっと苦しそうに顔をしかめて出て行った。
「何だよ。分れつかよ」
若武がドンッといすに身を投げ出す。
小塚君は私と同じようにとまどっていて、黒木君は何か考え込んでる。
人を寄せつけないその目を見て、私は急に心配になり、助けてあげたいと思った。
この気持ちの正体は…?

ハイ!2はおしまいですっ!


黄緑 星音◆UwqmUX3xqiHN2:2016/08/24(水) 03:12 ID:ANE [返信]

もしかして上杉君…あの男性だけがかかる病気…(?_?)


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