アゲハさんの小説面白い(≧〜≦))
ありがとう(照)
さ、小説更新、更新。
第十二章 上杉side
俺は、美門から立花の眼鏡について聞いてから、すぐに七鬼が持っているであろう小型受信機をバグらせ、使えないようにした。
でも、七鬼が受信機を復旧させるのは時間の問題だ。
とりあえず、黒木チーム全員集まって、会議を開くことにした。
会議当日、自転車で若武の家へ行く途中、コンビニに寄った。
コンビニに入った瞬間、見慣れた背中が見えた。
でも、別に話しかけなくてもいいだろうと思い、そのままスルーして昼飯を選んでいるとき、誰かに声をかけられた。
「お、上杉。どしたの。久しぶりだね。」
小塚だ。
小塚とは学校が一緒だが、あれから全く話していない。
俺はニヤリと笑い、
「おぉ、久しぶりだな。最近どうだ?進んでんの?調査。」
と、言った。
小塚もニヤリと笑い、(コイツはニヤリとしても癒し系だが)
「それはトップシークレット。敵に教えるわけないだろ。」
なかなかコイツも頼もしくなったな。
「ハハ、そうだな。俺んとこもトップシークレットだ。」
そんな話を簡単にして、昼飯の清算をしてコンビニを出ようとした時、また小塚に呼び止められた。
「上杉、お前、立花を傷つけんなよ。」
そういった小塚の目は、とても厳しかった。
俺は苦笑し、
「さぁどうなるんだろうな。」
と答え、出ていこうとした。
「お前にとって立花はなんでもないかもしれないけど、僕は立花を大切に思っているんだ。立花を大切に思っている人はたくさんいるんだ。そういう人のことも考えろよ。」
意外だった。
コイツってこんなキャラだったっけ?
「わかったよ。傷つけないように、気をつけるぜ。」
俺はそう言い残し、コンビニを出た。
そして、そのまま会議へ向かった。