ごめんごめん。あの芹菜だったか
あの芹菜だったのです☆←
>>157
そっくり....かもねw
『花言葉は知っている』
彩side
4.好きにしろよ
一週間後、お別れ会の計画も進み、若武に知らせる日が来た。
ドキドキしながら、小塚君の家に集まった。
小塚君の家は、私は初めてだったんだけれど、凄い豪華で、出てきたお菓子も美味しくて、わくわくして
しまった。
でも、目的は若武にお別れ会の事を知らせる事。
それを忘れそうになって、ちょっと焦った。
だって若武は、物凄く頑固だから、絶対認めないと思うんだもの。
それをどう納得させるか、困っていた。
私は国語のエキスパートとして、活躍しなければならない。
そう考えると、難しい気がした。
いや、きっと難しい。
「で、俺に相談って何なんだよ。」
若武が、ムッとしながら聞く。
此処に来てからずっとこんな感じで、空気が悪い。
「上杉の、お別れ会を開こうと思うんだ。」
黒木君が言った瞬間、若武の顔色が変わった。
スッと、青ざめていく。
「あぁそうか。好きにしろよ。俺は参加しない。」
顔の割には即答し、しかも断言した。
若武は立ち上がり、帰って行った。
小塚君が、オロオロしながら言う。
「どうしよう。これじゃあ台無しだよ....。」
私も一緒だった。
「そうだよね....。若武ったら、何処まで頑固なんだろ。」
呆れながら私が言うと、黒木君がクスッと笑った。
「アーヤ、後で、若武に電話して説得してくれない?アーヤだったら、若武はきっと、納得してくれると思う
からさ。じゃ、よろしく。」
はっ⁉
そんな大役....、私にできないよ。
翼も笑う。
「だね。あの若武先生だったら、きっと納得するでしょ。」
あの若武先生って、何?
私、絶対利用されてるよね....。
でも、上杉君のためだもの、頑張らなきゃね。