>>676の続きです。
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「よろしくね彩ちゃん」
菜穂が言った言葉は、クラス中をにぎわせた。
私と菜穂は前までうまくいってなかったし、隣の席ってだけでヒヤヒヤしたんだと思う。
私もびっくりしたもん。
でも、話しかけてくれたんだし、これを機に仲良くなりたいので、
精一杯の笑顔で
「よろしくお願いします。武田さん」
と言った。
すると菜穂は、急に笑い出して
「なんで敬語〜?同クラで隣だよ?タメでいこ〜よ」
と言った。
そんな面白かったかなぁって思ったけど、先生が話したそうに待ってるとこをみて静かにした。
菜穂は一瞬キョトンとし、私の視線をみて静かになった。
「1時間目、はじめるぞ。思い出話はあとあと。」
1時間目は国語。
得意な科目だ。
教科書を出しながら、ふと思った。
菜穂は、入院していた。
てことは、勉強でわからないところがあるかもしれない。
隣の席の私が、教える立場だろう。
がんばんなきゃ。
ここで終わります!
めっちゃ面白いじゃん!
うちも頑張んなきゃ...