あの夏を共に過ごしたメンバー再び集結!(with KZ)

葉っぱ天国 > 探偵チームKZ事件ノート > スレ一覧
37:琥珀:2018/01/01(月) 01:39 ID:ueg

【金の鹿は知っている】

7.軽い男とノリの男
私がそう言うと長尾さんは驚き、大山さんな意味ありげな笑みを浮かべた。
「えーっと、瑠璃ちゃん?会ってみたいって言われてもそう簡単には…」
「お願いします。」
自分でも何故かはわからない。
だけど、どうしても会いたかった。
「俺からも頼むわ、長尾。こいつが我が儘言うなんて…本気みたいだぜ?」
大山さんも加わり長尾さんは困った顔になる。
「だけど、そんなことしていいのか僕は知らないし…」
「なら、電話してくださるだけでも
結構ですから。」
相手が渋る時は妥協案を出す。
大山さんに教えてもらった説得のテクニックだ。
「まぁ、それならいいか。」
案外、長尾さんは軽い性格らしい。
いつの間にか、もうスマホを耳に当てている。
「………あ、もしもし?若武君?長尾だけど、覚えてるかな?………うん。
あの時は本当にありがとうね。……
ところで、君達KZに会いたいという
女の子がいるんだけど……えっ!
今すぐにでもって…大丈夫なの?」
その若武という子はノリと勘だけで生きてる様な人なんだろうな…
「うん、うん。………わかった。
場所は忘れてない?………うん、じゃあそういうことで。」
電話を終えた長尾さんは私に微笑みかける。
「大歓迎だってさ。僕の働いてる新聞社の前で待ってるって。」
「ありがとうございます。お世話になりました。行かせていただきます。」
軽く頭を下げて席を立つ。
「じゃあね、瑠璃ちゃん。また会えたらいいね。」
「はい。」
ま、思ってないけど。
そうして店を出た私の胸は

少しばかり楽しみを抱えていた__


美琴◆zc:2018/01/01(月) 01:57 ID:PHE [返信]

お、ついにkzと対面だね!
正直、話をまるまる忘れちゃってたから改めて読んできたんだけど…
檸檬小説書くの上手過ぎ!!(笑)
キャラの感情?が凄い分かりやすいというか、もうホント上手い!(語彙力)
なんか、オリキャラの子の心情がなんとなく世間を卑屈してるような感じに書かれてるのがまた良い!
もう自分の書いてる文が全部削除したいくらい(笑)
続き、楽しみにしてるね!


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