よもぎ「それじゃあ、とりあえず…やる事は…家だね!家に行こう!」
もも「あら?もう家決まっているの?」
すずか「もみじが立てたんじゃないか?」
もみじ「俺が立てといたぞ☆しっかりきっくりね!」
ほのあ「おぉ〜凄い!是非見てみたい物だ!」
さっきの様に、ほのあはまた目をキラキラと輝かせる。
もみじ「オーケーオーケー!じゃあ連れて行ってあげるよ!実は俺、不動屋やってんだ〜♪」
よもぎ「此処は秘書の僕、お供するよ!」
すずか&もも「私(あたし)も着いて行って良い?」
ほのあ「えぇ…あぁ…うん…」
どうやら、ほのあはこの村の村長として人気者らしい。もみじの説明から聴くと、もみじは不動屋をやっているらしい。どんな物なのか気になり、ほのあ達はそのままもみじの跡を着いて行った。
そして、五分くらい立つと、ほのあの家らしき家の前に到着した。それはとても豪華で、しっかりと組み立ててあった。ほのあ「うわぁ〜!この家!?こんな家に住める何て、最っ高だよ!もみじ!」
もみじ「あ、此処は俺の家だから☆」
ほのあ「えっ?じゃあ、私の家は一体…」
もも「行け行け!其処よ!やった!一人抜かしたわー!」
すずか&よもぎ「こ…小うるせぇ」
ほのあが家はどれだと聴くと、もみじは歩いて来た方の道の奥を指した。ももが騒いでいるのは、マリオカートをやって盛り上がっているからだろう。
もみじ「あれだよ!」
よもぎ「こ…これが?」
すずか「よ、予想を遥かに越えるな…」
もも「えっ…これって…どう言う事なの?」
ガッシャアァン…!
ほのあ「なっ…何じゃゴヤーー!!」
もみじが指した家は、藁で作った様な、三匹の子豚が作った様な家。外観も悪いし、中もワンルームで狭そうだ。ももは、驚いて手に持っていた3DSを落としてしまい、仕舞にはカセットまでも外れてしまった。
もみじ「どう〜?俺が作った家!こんな最っ高に綺麗な家は初めてだろー?なっな?」
一人で騒いでいるもみじ。そして、一人でほのあの周りを凄いだろうと自画自賛しながら動き回っている。
ほのあ「おーまーえーとーいーうーやーつーはー!!」
もみじ「ちょっ!?」
ほのあはあんな藁の家で暮らせるか!ふざけるな!村長を舐めるな!と言う思いからもみじに暴力を振ってしまった。
ほのあ「人が期待すれば付き上がって!おらおらおらあぁー!」
もみじ「痛い痛い痛い!でもドM何だ!これもドMなら喜ぶけど痛いいぃー!」
すずか「あーあ、もみじふざけなきゃ良かったのに…」
よもぎ「村長!大丈夫!?今、助けてあげるからねぇ…!でも、どうしよう…!」
もも「はぁ〜…いっつもこうなのよねぇ。もみじって。…あぁ、あたしの3DSが…」
ほのあともみじの喧嘩を見ながら、口々に悪口や思った事を言う。ほのあ達の横を通る人々も、藁の家とほのあ達の事を不思議な目で見ている。ももは3DSを拾い、中にカセットを差し直す。