--空と恋-Part17- 堪えられない悲痛な泣き声も、 頬を伝う大粒の涙も、 梅雨の雨が、音を立てて掻き消した。 私の涙は、雨と一緒に、冷たく地面に落ちていく。 この空が晴れても、私の心は曇り空で、虹がかかる事はない。 君との関係も戻らない、赤い糸なんてない。 最後に交わした君の言葉が忘れられない。 『』 目次>>00002