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『幻燈の魔眼(アルシナシオン)』好きですっ、ありがとうございます!
そうですね、僕の勝手な解釈ですが、、
…此の世界には、『死神』が存在するという。
彼等は、寿命が来た者の魂を回収する他に、
自己の判断で魂の刈り取りを行う程の自由を持っていた。
其れは必ずしも社会的に有益だと認めて執行するとは限らない。
"彼等" にとって有益、又は "彼等と取り引きをした者"にとって、有益。
そんな可能性も認められているのが、彼等の能力なのである。
彼等の能力は、其れだけではない。
魂の浄化、輪廻転生等、大抵の魂は自由に扱える。
悪用しないかというと、簡潔に言えば、出来ないと言う事が妥当であろう。
先程の能力の使用方法同様、彼等には自由が在る。
しかし其れは、詳しくは下記するが、"彼等が存在する" という前提があっての事。
あまりに悪用が過ぎれば、人間界に影響が及び、
最悪彼等の存在諸共消える様な事が無いように、彼等も考えた結果である。
…抑も、何故死神が存在するか。
其の答を此処で出すのは、些か軽率だと云う事を否めない。が、此処では少し触れようかと思う。
敢えて何か挙げるとすれば、「生」が在るからだろうか。
死神の象徴は「死」だとすれば、「生」と対の関係である事は言うまでも無い。
しかし、死神は同時に輪廻転生も扱える事を考えるなら、「生」が象徴としてもおかしくないのだ。
…いずれにしろ、人間が存在しなければ、彼等の存在は有り得ないのである。