深夜11時
僕は屋上にいた
寝っ転がって
空の星空見つめながら
つぶやくんだ
何も無いや
真っ黒な道の中
黒猫と一緒に歩くんだ
街頭なんてなくてさ
光は猫の瞳だけ
昨日も今日も明日も何も無い日々だ
そう思いながら
公園へ向かう
日付が変わる1秒前、僕は君に恋をしたんだ
あの日、真っ暗な公園のブランコで
君を見た
ひとめぼれしてしまった
暗がりでも輝いて見えた君の顔
君の目に僕は映ってる?
それが知りたい
日付が変わる音がした
世界が進んだ音がした
でも僕は動けないでいた
どれくらいの時が経っただろう
君の瞳を
頭を
心を
僕はどれだけ占領できてる?
それが知りたすぎる
全部教えて
そう思うと
世界が僕と君だけになったんだ
深夜1時
僕は帰路にいた
立ちどまって
空のオレンジ見つめながら
つぶやくんだ
とても綺麗だ
真っ赤な川の流れ
水と一緒に歩くんだ
朝日が上りま登り始めてさ
川が僕を照らしたよ
昨日も今日も明日も何も無い日々だ
そう思っていたのに
くつがえされた
日付けが変わる1秒前、僕は君に恋をしたんだ
あの日、真っ暗な公園のブランコで
君に盗まれた
僕の恋心
どんな景色よりも君の顔
好きになるまでの時間は
1秒だ
日付けが変わる音がした
世界が進む音がした
君に好きだと伝えるよ
君の時間を僕に分けてよ
君は月に照らされて
応えたよ
私も欲しい
大切にすると誓うよ
そう思うと
世界が君と僕だけになったんだ
この世界は僕と君のだ