1年前の6月の梅雨時に遡る
─6月の梅雨─
私は教室で仲の良いイツメン、優美達とおしゃべりをしていた。
そんな時、私のイツメンの1人、一条楓(いちじょうかえで)がこう言った。
「ねぇ、そう言えばさ、「POPGirl専属モデルオーディション」開催決定されるこになったよね、誰か一緒に応募しない?」
「えー?あの雑誌って今中高生に人気ナンバーワンギャル雑誌でしょー?毎回応募人数一万人越えとかって言う。」
「そそそ」
「無理無理〜、私らみたいな平凡な顔で受かるわけないじゃん」
「いやいやいや、わかんないよ?受かるかもしれないじゃん」
「まー可能性はあるけどー、でも受かる確率ホント低いんだよー?だって一次審査に通るのが100人で、2次審査に進めるのは50人、最終審査に残れるのは10人、モデルになれるのが5人だよー?絶対むーり」
「えー、ねーいーじゃん!受けるだけ!」
「んもー、しょうがないな、じゃー受けるだけだよ?」
「うん!!!」
そしてそのオーディションを受けて一年後
私だけそのオーディションに受かりあとは落選したのだった。