サンは物心つく頃にはもう両親はいなかった
サンは親の顔を覚えていない…サラお兄ちゃんと二人暮らしだった
そんなある日王国のお姫様が私に挨拶してきた
私はどう返せばいいかわからず黙ってしまった
キョトンと姫様は首を傾げそして笑って
「なんだかあなた、私とそっくりね!」と
その言葉が何故かとても嬉しかった
次の日から姫様は町に訪れたら必ず私の所へ遊びに来た
私も姫様と遊ぶようになった
とても楽しかった、姫様の話では親の事、剣術の事
世界の事…沢山の話を聞いた
私には見た事ない世界だったからとてもその話がキラキラして見えた
ある日……私が14の頃急に町は火の海になった
フードを被って狂い笑いしている男の人が何か不思議な事をして町を燃やしている
私は急いでサラと逃げた、そしてルナお姉ちゃんを探していた
途中でサラは探すのを反対した…あの時私は従っていれば良かった。私は反対したサラを無視して1人お城へ駆け込んだ
城は隕石みたいな大きな岩が城に…城に
私は真っ白になった……入り口を探したけど氷で塞がれていて入れなかった
仕方がなかったので……サラの所へ戻ろうとした
なんだかとても嫌な予感がする……私は急いでサラの元へ走った
すると……ルナお姉ちゃんがいたの…けどいつもと違って真っ赤になって……それでサラお兄ちゃん倒れているの
あれ?ルナ…お……姉ちゃん?
私は理解したくなかった……理解してしまった
私はそこで泣き叫んだ
ルナお姉ちゃんが私に気づいて顔を青ざめていた
私は……私はこの時ルナお姉ちゃんを恨んだ
ルナお姉ちゃんは泣いていた……でも笑っていた
乾いた笑みだった…私に
ルナ「逃げなさい…あなたは今逃げる事しか出来ないのだから……可哀想な子」
サン「…………ゆるさない」
私はそう言い残し町を去った
そうして3ヶ月が経った
私は…レックスと出会った
レックスに私は色々と学んだ
能力、弓術、武術、ナイフの扱い方
私はルナお姉ちゃんに復讐する一心で今日もナイフを振るう
私の能力は雷や電を操ったり帯電とか雷に関することを色々と出来る……まだよくわからないけど
ルナお姉ちゃんのあの時から7ヶ月経った
私はレックスにお礼を言って私はルナお姉ちゃんがいるであろう…あの町に向かった
向かおうとした時レックスに止められた
何故か聞いたら…
レックス「お前はまだ幼い、今からでもやり直せる。だから……だからここにいてくれ!」と
私は断った……ごめんなさいって
そしてルナお姉ちゃんが襲ったあの村へ向かった
7ヶ月誰もいないのにルナお姉ちゃんはそこにいた…サラお兄ちゃんが死んじゃった場所に
ルナ「あら?私になんの用?」
サン「あんたを✕しに来た」
ルナ「あらあら……哀れね」
そうして私はルナお姉ちゃんを……倒そうとしたけど戦っている途中で見えた
サラお兄ちゃんのお墓があったのだ……サラお兄ちゃんだけ
他のは骸の山になっていた
それを見て私は分かったんだ……こんな時に分かってしまったんだ
だから私は……私は両手を広げて微笑んだ
ルナお姉ちゃんは私にその時攻撃を仕掛けてた……お姉ちゃんは気づいて止めようとしたけどもう…距離が近くて止められなかった
私の心臓に思い切り突き刺さる……そして凍る…
私は何とか能力を使って骸の山へ行く……私はサラお兄ちゃんの所へは行かなかった
だって…行く価値がないから……
私は骸の山のてっぺんで空を眺めた
「あぁ……綺麗な太陽」
ねぇ……神様
もし…もしお願いできるのならまた別の別の誰かで双子の仲の良い姉妹に……なれるかな?
もしなれるなら……なれますように………
そうして笑って私は眠る
おやすみなさい....ルナお姉ちゃん、サラお兄ちゃん
このフードを被った狂い笑いしている人がレオ
ルナの過去話での魔女服の女がココア
そして…氷で塞がれていたで分かるようにあの時ルナは能力が開花したから
ルナ視点で詳しく書いたらわかったけどこれ簡潔に書いてるから
ルナはもう両親を誰にも見られたくなかったからそれで能力で出入口を塞いだ
その後にサンが…って感じで入れ違いになっちゃっている
あの時サラに従っていればどうなっていたか……
泣き叫んだあたりで正気に戻っている事を考えるともしサラの言う事を聞いていたらルナに…ってなっちゃうの
そしてルナの過去話で分かるようにルナは復讐心を止められなくて解放を望んでいた
だからサンに止めて貰う為逃がしたのかもしれないね
その頼みの綱が7ヶ月後まだ未熟なのに早く行こうとして行ってしまったから止められなかった
サラのお墓があったのも理由の1つになっていたけどサンは復讐しか考えられなかったのにルナはサラだけお墓に入れてたからね
町に来た時サンとサラしか遊んだり話したりしなかったって言う所でこんな風に他はただ山になってた
また今度にレックスから見た過去話を書くね
レックスの過去話はルナやサンと違って結構短めだよ
アレンより短いかな?
(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)