最近妙に異世界ものが多いのは、現代日本人の深層心理の「この現状から脱したい」「現実逃避したい」という思いが強いからだと思うんだよな。
現実上手くいかないから異世界で一からやり直したいって感じで。
そういう人が多いから、必然的に異世界ものが量産されてヒットするっていう仕組みなんだろうな。
これを外国人アニメファン視点から見たら「何これ?これ面白いの?」という感覚らしい。
やはり、価値観と言うものが日本と違うみたい。当たり前だけど。
外国のアニメマンガっていうのは、「異世界で超能力を手に入れる」というより、「現実世界で超能力を持った人間が悪を討つ」という面が大きいと思う。(ディズニーは異世界かと言われたら違うし、どっちかと言うとメルヘン)
超能力を手に入れるなら異世界でないといけないみたいな風潮が日本にあるのかわからんが、なぜか現実で手に入れようとしない不思議である。
無論、マンガアニメが全部そんななのかというとそれは違う。
ジョジョやとあるシリーズのように、非異世界で超能力を使ったりする作品もある。
これらは比較的、外国人ファン受けが良いようだ。
これらでも普通に楽しめるのに、なぜわざわざ「異世界」に行かなければならないのか…
不思議な日本のマンガアニメの世界である。
ふと思ったのだが、異世界ものの骨頂といえば、「普通か惨めな主人公が転生or転移した世界で大活躍!」というものだろう。
普段才能がないと思い込んでいる人間からすれば、その主人公の「現代」の人生が似ているから、自然と照らし合わせてしまうのかもしれない。