遺伝と環境について
親がLGBTの人の子孫もLGBTになるのか、
個人的にこれらの問題は遺伝よりも環境が強いと思われる。
両親共に異性愛者の場合でも、LGBTの人は産まれてくるし、逆の場合もあり得る。
これらのものは「恋愛観」に基づくため、環境の変化がキーポイントになってくるだろう。
主に人間形成が出来上がってくるのは幼少期。自分の意見をある程度言葉として提示できるようになり、他者とのコミュニケーション能力が発達してくる頃、第一成長期というものを迎える。
このとき、ある程度の感情が芽吹き始め、徐々に反抗するようになる(要するにイヤイヤ期)。この時にどのような環境で育ったかにより、感情というものに個人差、すなわち個性が生まれてくる。
要は、あれは好きで、あれは嫌い、あれは嬉しい、あれは悲しいと、識別できるようになってくる。
多くは異性を好むようになるが、ごく稀に、同性を好むようになったり、また、自分の性別とは反対の性別が心に芽生えたり、それどころか全てを愛するようになったり、逆に性や愛に無関心だったりと差が生まれてくる。
しかし、これらが変というわけではなく、ただ単に「好き」の感情が他の人とは違うところに向いただけに過ぎないのである。
要は環境によりこれらが決まってくるというわけだ。
それ故、LGBTは変なことではないのである。いくら否定されようとも、胸はって自分を通してほしい。ただ、他人を否定するようなことだけはしないように。
追記。
LGBTのTにあたるトランスジェンダーと呼ばれるものは、恋愛観ではなく、自分の性に疑問を示し、自分の性と違う性の感情を持ってしまう。
これについては母体ホルモンと胎児が関係しているようで、性が決まる胎児期に稀に体と心の性が合致しないという事が発生するらしい。
恋愛観により変わるLGBとは違い、自分自身の根本的な部分での相違のため、LGB「T」と一括りにしてどうこう言うのはまた違う気がするんだよなぁ…
で、最近アンチや議論にポツポツ出てきている反LGBT派の連中は「LGBTは悪」やら「LGBTは社会にとって損」だとか無茶苦茶な理論展開して、果てには「LGBTなんて存在しませ〜んwだからそれを理解なんでできませ〜んw」とか言い出す始末。
だったらお前らは存在しないものに対し何のために叩いてたんだって話になり、根本から理論が崩れ去っている。
無知と浅はかな知識ほど恐ろしいものはない。
根っから否定する前に自分の倫理観を見つめ直しなさい。