_____....いいよ、俺も、少し把握してるから。
(____自分の事を、完全に思い出せない。
気づくと、"祖国"に介抱して頂いていた。
名前も、しっかりとは思い出せない。
"祖国"曰く、異世界に来てしまった反動なのかもしれないと、まだ体が馴染んでいないかもしれない。みたいだけど、何か、嫌な予感がする。
自動販売機や、電柱が怖く感じたのは、何時からだっただろう。
人を"観る"と、心が浮き立つように感じたのは、何時からだっただろう。
記憶を取り戻すと、自分を助けてくれた恩人に危害を与えてしまうのではないかと思ったのは、何時からだっただろう。
動けなかった両足が動くようになって、体の時間が止まっているように感じ始めたのは何時からだっただろう。
そんな日々を続けていたら、ある日また違う世界の町へと迷い込んだ。なんて、なんて三文小説さながらの話なんだろうね。ほんと。)
【なるほど‼︎】
ロック「そうですか……それで、あなた達はこれからどうするつもりですか?知っての通り、ここはあなた達が知ってる場所…世界ではありませんが……(心配そうな顔でそう訪ねて)」