>>95-105 ソレに裏切られた災厄の聖女。 倒れ伏す彼女を見て、身体は戦意を失った。 「チッ、半端に終わったな……。 まあ良いだろう、これ以上はジャンヌに悪い。」 いつの間にか、気遣いも上手くなった。 そして、災厄の聖女、彼女への怒りも薄れていた。 「だが、これで分かったろう……。 アレこそが、最̀も̀ド̀ス̀黒̀い̀『悪』なんだ……ッ!」 怒りの矛先は、あの黒い存在に向いていた。 ゲランは決めた、『アレを叩き潰す』、とッ!!!