【紅魔館 フランの部屋】
イリア
「……アンタも変わっているね……」
主人格の傍に浮遊しつつ、虹色の宝石翼を広げたまま、両手で頬を支えるような姿勢のまま見ていて
イリア
「それは綺麗事だとしか思ってなかったけど……アンタは本当に私(狂気)を受け入れた……だからこそ、変わっているなぁ、って思ったの。」
自分は主人格の中にあった狂気が形を成した者……
他の者であれば、自分のような人格の分離体が現れた場合、破壊したり撃破したりと終わることの無い戦いをしていたかもしれない……
もっとも、そうして力ずくで排除しようとした場合、何度でも復活可能な自分と永遠に戦い続けていただろう