肌が雪のように白いのが私のチャームポイントなのかもしれない。
昔から日光に当たると肌が酷いくらいに痒くなって赤くなる。
いわゆる日光アレルギーな私は、年中上着、マスクというを完全防備で過ごしていた。
『暑苦しいんでしょ。最近いるよね、マスクで顔隠したい奴。』
『…そうだね。』
あの日、暑苦しいらしい私に話しかけてきたのは涼しそうな顔をした男子。
クールって言葉が似合う彼は、たったそれだけを残して去っていった。
昔からいたんだ、全てを同じに見る人間は。
だからこそ、私を理解してくれる人だけと関わっていきたかったのに。
『 日の光でキミを飾って 』
明日こそ、新鮮な空気いっぱいを全身に受けてみたいんだ。