余命1週間?

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3:匿名:2016/10/10(月) 20:04

 そしてある日、あの子が私の地雷を丁寧に踏み抜いていった。
 わざわざ放課後の空き教室に私を呼んだ。帰りたいと心の中で叫んだ。今日の授業に分からなかったところがあったから家で勉強して、早く寝て朝走らなければいけないんだ。それに加えて妹と弟の面倒も見てやらなきゃいけない。話すだけでイライラするのに呼び出すとは何事だ。話すのを躊躇うな。長引かせるな。私ははやく帰らなければいけないのだ。
 そしてあの子がゆっくり口を開いた。

「舞、最近どうしたの? 元気ないし、私を避けるし…ねえ、なんかあった?」

 今更?
 やっと口を開いたと思ったら今その話する?
 私は1年以上前から努力してるのに、今更気づくの?1年前から避けてるのに、今更不思議に思ったの?
 自分が元凶って、一切思わないの?

「ねえ舞、困ったことがあったら言って。 相談なら乗るよ?」

 おまえに何を言うんだ、私が。おまえが憎くてたまらないだなんていうのか?お前自身に?そんな馬鹿みたいなことをしてたまるか。

「舞、ねえ舞、聞いてる?」

 ああ聞いてる、そしてストレスをためてる。だからそれ以上喋るなよ、その声でわたしのことを呼ばないで。

「ねえ舞、悩みなら言って」

 おまえなんかに言う悩みなどあるか、この野郎。

「ねえ、私たち親友でしょ」

 何かが切れた気がした。
 ぎりぎり保っていた何かが、その一言でようやく切れた。それは、思いやりとかきっとそんなかんじのものだと思う。
 正直に、許せなかった。
 私をこんなに傷つけておいてなにが親友だ。いつ私がおまえを親友だと言った。おまえのためにどれだけ傷ついたと思ってる。ふざけるな、ふざけるな、許せない、こいつなんて、こいつなんて。

 死んじゃえ。


 そして上述に戻る。


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