『オリジナル』幼馴染みから突然キスされました

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6:フミカ:2016/12/30(金) 11:47

3、クリスマスにすること
「あ」 教室に入って来たのは、幼馴染みの、 「春風朝陽」(ハルカゼアサヒ)だった。
身長が私よりも少し高くて、なぜかモテる。私と同じ、吹奏楽部で、フルートをしている。
「こんな、時間に何してるの?」
「ん、ちょっと菜野ちゃんと話してて。そっちは?」
「あぁ、俺は。間違えて部室に行っちゃって、おまけに教室にカバン忘れてきた。」
だから、教室来たのか。
「後ろのカバン取って。」
私は、カバンを持って、朝陽の所まで持っていった。
「はい。」
「サンキュ。っと、あ、あのさ。」
「何?」
「あ、えと、その…。お前、今年のクリスマス何する?」
はぁ!?そんなこと!?
「っと、今年は、特に何も。家にいるかな?」
とりあえず、答えた。すると、朝陽は少し嬉しそうな顔をした。
「何笑ってんの。」
「いや、わりぃ。俺も一人だから、同じヤツいるんだなって。」
一人で、悪かったな!
「はぁ。よかったぁー。」
朝陽は急にしゃがみこんだ。
「えっ!どうしたの!?ぐ、具合悪い?」
私が、慌てて聞くと、朝陽は静かになった。 これは、本当に具合悪い!?
「えっと、とりあえず椅子、すわろ。動ける?」
朝陽が私の腕を掴んだ。
「えっ?朝陽?」
「っ、ははははははははは!!!」
朝陽は、ふつーに立ち上がった。
「はははっ、おまっ、お前、そこまでムキになるか?嘘だよ。ウーソ。」
うっ、つい。だって急に座りこんだら具合悪いって思うでしょ。 私は、後ろを向いた。
「っもう。バッカみたい。つい、信じちゃたじゃん!」
「わりぃ、わりぃ。あ、で。お前クリスマス何もないんだろ?」
「うん。」
「だったらさ、俺とディズニーいかね?」
「えっ!ディズニー!?」
「あぁ、お前、好きだろ?」
「行きたい、行きたい!!」
「よーし。決まりだな。12月24日な。開けとけよ。」
ディズニー久しぶり!とっても楽しみ!はやく24日になんないかなー。
「あとさ、さっきの俺のウソ、さ。信じてくれて正直嬉しかった。」
「はぁ?」
と、私が朝陽の方を向くと、朝陽が、急に、私を壁に押しつけて、ドンッッ!っとして
「ありがとな。クリスマス一緒に、過ごせるのも、めっちゃ嬉しい。」
今度は急に、抱きしめられた。 私は、恥ずかしすぎて何もできなかった。
「しほちゃーん?どうしたの?」 と、菜野ちゃんが、教室にきた。
「あ、えっと、これは?」
ちがうのー!菜野ちゃーん!!
「私、お邪魔かな?先、帰ってるねしほちゃん、今度一緒帰ろうね。」
菜野ちゃんーーー、違うんだってーーーー。 菜野ちゃんが帰った後、朝陽がさらにギュッとしてきた。
「ひゃっ!」
胸がすっごくドキドキしてる。きずかれたら、恥ずかしい! 私は、ずっと何もできなかった。 ……………………………………………
長くなってごめんなさい!


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