4、メールで反省
その後、私が朝陽をドンッ、と押してカバンを取ってダッシュで家に帰った。私の家はマンションじゃないから、2階もあるから、そこそ こひろい。
お隣の家は、菜野ちゃんと朝陽。 ん? あぁーーー!!!! 私の隣の家、朝陽じゃん! しかも、部屋のちょっとした、バルコニみたいのもので、ほぼ繋がっている。
早くカーテン閉めにいかなきゃ! 私はダッシュで、部屋に行くと、 朝陽の部屋から、朝陽が顔を出していた。
ん?何か口パクで言っている。 「あ・け・て?」 はぁ!?あんなことされて開けるバカがどこにいる!?
私は、思いっきりカーテンを閉めた。 よくよく考えると、クリスマス約束したんだった! 私は、スマホを取って、朝陽にメールを送った。
しほ『突き飛ばしてごめん』
朝陽『いいよ。俺が悪いんだし。マジ本当、ごめん』
しほ『気にしてる?』
朝陽『いや、お前は?』
しほ『ちよっと、ドキドキ、した。』
朝陽『悪い。信じてもらえたのが、嬉しくて調子乗った。』
しほ『悪気はないんでしょ。びっくりしたけど。今日は、もうお風呂入って、寝るね。おやすみ。また明日。』
ふぅ。ちゃんと言えた。わざとじゃなかったし。 でも、本気でドキドキしちちゃった。クリスマス、無事過ごせるかな?