〜災難の始まり?!〜 『明〜遅刻するから早く行こっ』『あっ 風利待ってよー!』新体操を初めてから6年。今は 選手コース なったから、週に6 回、月〜金は3時半〜9時、土は朝の8時〜夜の7時までほとんど毎日新体操ばっかりやってる。新体操クラブに入って出来た大親友の風利とは、小学校がいっしょで毎日一緒に登下校している。毎日学校に新体操の道具をもって行って、ランドセルのまま新体操クラブに行く。『それにしても風利は上手だよね〜!』羨ましい、と明が言うと『明だってこないだの市大会で優勝したじゃん。あの時凄い上手だったよ』そう、実は明はこないだの市大会で優勝した。今までも準優勝や3位をとったことはあったけど、優勝は初めてだった。『まぁね、えへへっ』と私が照れてると、『ほら、今度全国大会もあるじゃん。ね、』と言われた。そう!こないだの市大会でじょうい5位までの子たちは今度行われる全国大会にいける!だから明も出れるのだ。もちろん風利も。『そういえば明宿題いつやる?』『う〜ん、練習の休憩時間でいっか。』『おわるの?』『わかんな〜い』こんな会話をしながら新体操クラブにむかった。