2.貧乏神との生活
宇宙side
それからというもの、私の私生活は一変し、何とも不可思議なものであった。
私がこいつが人間界に来た理由を聞くと、いきなり天井にピンクの渦が現れ、中から一人の青年が
出てきた。
「向葵、この娘がおまえの取り付く奴か?」
私はびっくりした。
何故って、ピンクの渦は小さいのに、中から出てきた青年は180cm以上ある。
やっぱり榊原は、本当に神なのかもしれない。
「あぁ、そうだよ。紹介する、蒼波宇宙って子。」
榊原は淡々と返した。
「そうか。」
青年も負けないくらいクールに返す。
私の形相が凄かったのか、榊原は慌てて青年の紹介をした。
「こいつ、ホダカっていうんだ。俺が人間界に来るために、色々手助けしてくれた。」
ほう。
.....。
向葵やらホダカやら、カミノセカイは名前が凄い。
第二章(>>9-14)
next.3. 貧乏神の助け