その日の夜のこと。
先輩達の卒業式ツイートで荒れるツイッターのタイムライン。
1通り見て終わりiPhoneをしまった時通知音が鳴る。
「@********さんがフォローリクエストしています」
誰だろう?
開いてみると同じ高校の同級生らしい人。
なんとなく名前は聞いたことあるなと思ってフォローを返した数秒後のことだった。
「ねえ!」
え、フォロー返して数秒しか経ってないのにDMくるの早くない?!
「はーい」
私が返信して携帯を閉まったすぐ数分後。
「LINE教えて!」
え、ちょっとまってまだなにも話してないし絡んてないのにいきなりLINE聞くの?
めっちゃかわってる…
てかこの人絶対陰キャラの彼女欲しい不細工な男なんだろうな。
「はい!」
そういってQRを送った数秒後にもう追加がきた。
「ひま?」
「ひまよ〜」
どうせ電話しようとかでしょうね
絶対断ってやる!!
ピロン♪
「やった、じゃあLINEしよ!」
は?!
意外な返信すぎて思わず吹いた。
返信がいちいち可愛いかよ
「いいよ!」
その男の子の名前は 梶野柊太 (カジノシュウタ) 。
バスケ部だそうだ。
私は見たことないけど柊太くんは私のこと知ってるし見たことがあるらしい。
それから私達は毎日のようにLINEと電話をするようになった。
学校で初めて見た柊太くんは陰キャラでも不細工でもなくすごいカッコいい人だなって思った。
それと柊太くんは声が特徴的。
高くもなく低くもなくかすれた感じの声。
声変わり失敗しました〜みたいな。
柊太くんはたぶんタラシなんだと思う。
付き合ってないのに「好きよ」とか言ってくる。
そんな柊太くんに惹かれていく自分がどこかにいた。
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私は
>>4 「私は」 は確認ミスで書き込んでしまいました。