第一章☆ここはどこ…?
_その頃、廉は…。
「こ…ここは何処?」
廉もDSに吸い込まれ、気が付くと別の場所にワープしていたのだった。
「…どこかで見たような景色だな…?」
初めて来た場所のはずなのに、この駄々広い草原を、いつだろう…見たことのあるような気が、廉にはするのだった。
「夢でも見ているのかな…って、うわああああああああああー!?」
ぽん、と空中で少女が現れ、勢いよく…それも、廉めがけて一直線に落ちてきたのだった。
「いったぁ…って、私はなぜここにいるの!?夢!?って、あれ…?もしかして…廉!?」
少女の下敷きになっていた廉は、立ち上がって叫んだ。
「え…!?り、凛花ぁ!?何でここに!?」
「いや、こっちのセリフよ!…ってか、その頭のぬいぐるみ、何??変なのー」
クスクスと笑う凛花に疑問を抱きながら、自分の頭を触ると_
「今ごろ僕に気づいたの?僕はずっと君の隣にいたのに」
「「し、喋ったーーー!?」」
謎の、喋る動物(?)がいたのだった。