「朝は眩しい…」
「祐樹!なにそんなポエマーみたいなこと言ってんだよ」
祐樹が後ろを振り向くと一人アイツが立っていた。名前は涼子。
ボーイッシュな服装をして居て喋り方もちょっと男っぽく、髪型は茶色のポニーテール。
「ポエマー?は?」
「だってさっき朝は眩しいって言ってたじゃん」
「そんなこと言ってたか?」
「間違いなく言ってたよ!うちが言ってるんだから間違いない!!」
そう。涼子は自分のこと(一人称っていうんだよなこういうのを)をうちと呼ぶ。
私って言えば良いのに。
「それよりさ!!」
涼子は俺にチラシを突きつけてきた。