>>9の続き
*るかsaid*
スマホを置いたあたしは深いため息をこぼした
るかに電話した理由はズバリ1つ、お母さんから衝撃の事実を聞いたからだ
信じられない……これは、ほんの数分前の出来事だった
___数分前
「るか、ちょっと来なさい」
お母さんに呼ばれた
うわっ、結構深刻そうな話の予感がする……行きたくないなぁ…
「…うん」
まぁ行かざるを得ないよね
あたしはお母さんのそばに行くと、近くにあるソファーに腰を掛けた
「これから、あなたともかに関するとても大事な話をするから
あなたの脳で処理出来るかわからないけど、真剣に聞いてね?できる?」
お母さんがあたしの顔をのぞきこみながら聞くけど…
「もかも関係あんの!?」
驚かずにはいられないよね
「あるよ…もかはね、私の子よ」
お母さんによるとこうだ
あたしももかもお母さんの子で、つまりあたしともかは双子ってことで、要するに……
ダメだ、お母さんが最初に言った通り、あたしの頭では理解できなかった……
お母さんはあたしの表情を見て察したのか、
「もかなら理解できるんじゃない?
電話してみれば?」
そう言ってくれた
そして今に至るんだけど…
もか、早く来てよ
早くあたしにも分かるように説明して…