( ぎしり、重くベッドの軋む音。自身に比べて少し小柄な彼に跨り、片手首を軽く抑えては顔を寄せて目を細める。華奢な輪郭をもう一方の指先で辿り、薄い唇は頬、前髪、耳元へと愛しげに落として。 )
ねぇ。待ち遠しかったって顔してる。
( 薄暗い部屋でも、本来夜行性の瞳は彼の赤らむ顔を捉えると嬉しげに口元を緩ませる。キスの雨の跡をなぞり、視線を絡めてから唇を重ねると、顔の距離はそのままで意地悪く笑み。低く、囁いて。 )
そういう時、なんて言うんだっけ?
誰だこれ