アルマちゃん。

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4:雀 ◆VR.:2014/06/27(金) 00:28 ID:y6.




「柿谷くん柿谷くん」

珍しくアルマちゃんが焦った様に僕の机までとててて、とやってきた。普段殆んど感情を見せない彼女だから、何があったのかと僕も少し焦る。
すう、息を吸うとアルマは言った。

「うんこ味のカレーか、カレー味のうんこか!」

言ったのだ。アルマちゃんの瞳は真剣だ。対する僕は空気の抜けた風船だ。あまりのくだらなさにため息が出た。
あまり興味を示さなかった僕に、アルマちゃんはむ、とむくれる。

「これは究極の選択です、世界の真理と現実、善と悪の境目、古代ギリシャから考えられてきた万物の根源をも凌駕しますよ」

うんこにそんな可能性感じたくない、と僕が口を開く前に、アルマちゃんは話を続けた。ここまでよく喋る彼女は初めて見たし、初めての話題がなんて稚拙なのだろうと落胆もした。


「……つまり、うんこ味のうんこですね」


それは何か、大切な何かを失う何かが混濁しているのではないだろうか。




やっぱり、アルマちゃんは変だ。
(あと、稚拙だ……。)


雀 ◆VR.:2014/06/27(金) 00:30 ID:y6. [返信]




>すう、息を吸うとアルマは言った。


アルマ"ちゃん"が抜 け て お る Σ


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