「山仲愛です。東京都から来ました。よろしくお願いします。」 慣れない新しい環境。 向けられる好奇の目。 わたしが苦手なもの。 目的地への塗装された道はいつも通行止めされている。 だけど鉄の策を素手で壊す勇気はどこにもない。 だから標識に従って遠回りをするしかない。 するしかないんだよ。