幼いときから彼とは行動を共にしていたが、 僕が彼に劣等感を抱かなかった日はほぼない。 彼は勉強はてんで駄目であったものの芸術の才能は並大抵のそれとは違う。 そしてそれは並大抵の人が超えれるような物でもない。 このことも劣等感を抱かさせる要因の一つではあるが 他にもある。数えればキリがない。