感情を失い、心も失い。
喜怒哀楽すらも分からない。
感情的にもならないし
幻想的な景色を見ても何も思わない。
ただ目に写っている景色を見てるだけ。
何にも感情はない。
そんな私をわかってくれる人もいない。
今も、前世も、来世も。
心を失った私は
自分自身をコントロールできなくなる。
動きたいのなら動け。
その代わり、暴走して、僕はもう、
止まらない。
愛すべき人を殺したんだ。
愛すべき人の命を奪ったんだ。
愛すべき人の家族を悲しませた。
愛すべき人を最期まで愛してやれなかった。
その代償に神様は僕の心を奪ったんだ。
僕なんてどうでもいい。
愛すべき人を殺したんだ。
殺人犯なんだ。犯罪者なんだ。
僕なんか生きてる場合じゃないんだ。
僕が自分の手で殺した彼女と引き換えに、僕が死なないといけないんだ。
殺されないといけないんだ。
でも、今、僕は生きている。
これは、立派な、罪にあたる。
これはその当時の彼女を精神的にも体力的にも追い詰め、死にまで追い詰めてしまった彼氏の感情です。