*8*
その後のことは、今考えても、空恐ろしい。
取っ組み合う二人に、巻き込まれる私。
「亜衣・・・こいつを止めろ・・・」
いやいや、無理。
でも私は仕方なく、政宗さんに抱きついて引き離す。
だいぶ、むちゃくちゃに。
「離れてくださいよ!」
で、離せたら、私はズザッと距離をとる。
またいざこざに巻き込まれたくないし。
ところが、私は青ざめることになった。
「あなた・・・?」
ひぃ!
やべえ、なんだか嫉妬に駆られた女の人の声が・・・。
「亜衣・・・」
うぁ!
覆い被された・・・政宗さんに。
「ここは、しゃべらずにいろ」
はい!?
ちょっと意味が・・・。
でも、従った方が良いに違いない。
慌てふためく三成様に、目配せして私は、とりあえず身を任せた。
その後ちょっと規制〜自分的に。
ヤバい系ですので。