「ハルが欲しい。」
一度呟いてみると、とても正しい欲望だと思えた。
わたしにはハルが必要だ。これは紛れもなく、そして変えられない事実であり、わたしはどうしてもあの子を自分のモノにしなければいけない。
好きとか嫌いとか女同士だとか、そんなのは関係ない。理由も要らない。たたただあの子が欲しい。わたしだけのあの子であってほしい。わたしの隣にいてほしい。
これはきっと正しい願い。そして、正しさに理由なんて要らないのだ。…一体何が正しいのかは知らないけれど。
さあ、ハルに会いに行こう。今夜こそ伝えよう、わたしだけのハルでいて、と。
メモに残っていたので供養。これで1つの話なのか、物語の断片なのかはよくわからないけど百合です
主人公は友達が少なくて字が綺麗、ハルちゃんは雪見大福が好きな女の子。