せや、小説続き投稿せな
「綺麗……?」
「はい、とても綺麗です。ピンクの髪の毛も無邪気に笑うその目も綺麗な手足も他にも「わかったわかったもう良いから」
依夢さんが困惑した様子で口を抑えて来るので無理やり剥がす、ここまで来たら最後迄やってやる
「良くありません、だって私依夢さんが好きですから」
言っちゃったなぁ、ま、いっか。でも当の本人は困惑して手は私に剥がされたままになってる。
「千夏ちゃんは、好きだよ。」
「っ!それなら」
一気に身体が暖かくなるでもそれもつかの間
「でも私の好きはお友達の好き、仲間の好き。」
その言葉で一気に身体の熱が冷めていく。あぁ、なんて勘違いをしていたんだろう、この純粋な人は私を友達としか見ていないじゃないか。
「だったら、お友達のままで仲良くしてください」
苦し紛れに出た言葉、最悪だと心の中で苦笑する
「うん、それなら……」
「おーーい!依夢と千夏なにやってんのー!」
丁度のタイミングでナナコさん達が戻ってきてこの話は終わり、もう2人の話題に上がらなくなった、
今日はようやく脱獄の日、入念な準備を重ねて挑む。
別に大して難しい所は無かった、まだ最初の方だからかもしれないが作戦通りだった、そのせいでか多少気が緩んでいたのだろう依夢さんがセンサーに引っかかった。弓のようなものが依夢さん目掛けて何本も発射する
「依夢さん!危ない!」
咄嗟に体が動いた、私は依夢を無理矢理押しのけて弓が当たる範囲から押し出す。
「っう゛あ、いだい」
そんな声を出すのが精一杯で、痛いしか考えられなくなって、ようやく終わって私は地面に倒れていった、最期に依夢さんが見れたような気がする。
依夢side
千夏ちゃんに告白された、でも断った。だって私女だよ?出来るわけないしね。
でも、心の中でもやもやとなにかが堂々と居座る、千夏ちゃんが誰かに笑うとざわめくし、何なんだろう。
結局作戦実行の日もそのモヤモヤはいたけれどもうやるしかない。
思いの外簡単だった、監視カメラ避けて動いたりしただけでかなり難易度はイージーだった、ナナコ曰くこの先が面倒臭いそうで、それでも私の気は緩み切っていた、そう、センサーに当たってしまったのだ、「あぁ、これで終わりか」と考えていると何かに後ろから突き飛ばされた。後ろを振り向くと矢が刺さっている千夏ちゃんがいた、千夏ちゃんは次々にくる矢を一身に受けて最後に目を開けて、もう開かなくなった。
「ねぇ、千夏ちゃんってば……」
返事が来ない、
「いつものドッキリでしょ?ほら、目開けてよ」
なんで、私はもうあの声を聞けないの?笑顔を見れないの?
「千夏ちゃん、いい加減にしてよ……ねぇってば、ねぇ」
やだ、千夏ちゃんに笑って欲しいよ、目を開けてよ、千夏ちゃん千夏ちゃん、ねぇ
「お願い千夏ちゃん、起きてよ」
ねぇ、千夏ちゃん、私千夏ちゃんの事好きなんだもん、起きてよっ!
「お願い……」
気付いたら泣いていたボロボロと、情けないなぁ全くもう。
「……依夢、ありがとうって言ってやりな」
なんだよ、ナナコさんも泣きそうじゃん。今までここで死んだことないのかな。
「千夏ちゃん、ありがと、う……大好きだよ」
I swear forever to love you.
最高of最高(何言ってんだお前)