「だ、大好きにきまってんだろ!?」日向、リコ、誠凛
「日向君って、あんな子が好きなの?」
「え!?」
リコと下校していたら、突然聞かれた。
「ほら。B組の。」
そういえば、伊月たちと話していたような気がする。
「いや?でもかわいかったかも。」
「ふーん。」
リコはちょっとすねた顔で返事をする。
あ。
もしかして、俺やばいこと言った?
「いやっ!!別に深い意味はないからな!!ただ、ちょっとかわいかっただけで!!」
あわてて弁解する。
「だから別にすきってわけじゃ・・・!!」
ピクッ
リコが《好き》という単語に反応する。
やっべぇ;;
「日向君。」
「は、はい・・・。」
何を言われるのか、心臓をバクバク言わせながら次の言葉を待つ。
「ほんとに私のこと好きなの?」
一瞬思考が止まる。
だが再び動き出し、こういうときにどういう言葉をかければいいか考える。
答えが出るまで0.2秒。
「だっ大好きに決まってるだろ!?」
・・・勢いで言っちまった・・・。
リコが歩みを止め、目を大きく見開き、こちらを見る。
そして、見る間に顔が真っ赤になる。
自分でもそれがわかるのか、顔が見れないようにそっぽを向かれてしまった。
「私も日向君のこと大好きに決まってるわよ。」
かける言葉が見当たらず、無言で並んで帰る。
今、俺の顔が赤いのは、部活終わりで暑いからだっ!!
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伊「御熱いねぇ〜」
小「まさか、日向があんな台詞言うなんて・・・って水戸部が言ってる。」
土「伊月、顔が怖いぞ。いくらリア充がきらいだからって・・・ww」
黒「土田先輩も彼女持ちですよね。」
降「あの・・・火神君がお腹すいたってコンビニ言ったんですけど。」
伊「はぁぁ?あいつ我慢できないのかww」
黒「あ・・・僕見てきます。降旗君生きましょ・・・行きましょう」
小「?・・・;;」
伊「あ;;リコ・・・」
相「(^言^)」
『うわー!!ばきっどごっぎゃああああ!!』