暗殺教室 短編(たまに長編)集

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11:五月桜:2015/11/22(日) 12:20 ID:w1U

リア友リクエスト
      〜身長の時間A〜   渚×速水

渚side
 僕らは、皆で手分けして、速水さんを探していた。
女子は旧校舎付近と、射撃練習場、男子は校舎の裏山に散らばって捜索。
 僕は、旧校舎に一番近いところで探していたけど、やっぱり見つからない。

(う〜ん…。どこいっちゃったんだろ……。速水さん……。)

辺りをキョロキョロと見回してみても誰かいる気配はない。

(もしかして、本当に授業サボってたりして……。)

本当にサボってたら、殺せんせーはきっと落ち込みまくって1週間は壁パンをし続けるだろう。
それは、なんか嫌だな…。

そんなことを考えていると、僕は何か大切な事を忘れている気がした。

(あれ…?なんだっけ…?思い出せない……)

僕は、3分ほどうんうん唸りながら思い出そうと思考を巡らせた。
そのとき、ガサガサと側のしげみが揺れ、一匹の子猫がひょこっと、顔を出した。

「猫か、びっくりした。」

  ………………………ん…?
あ、思い出しそう…!えっと、たしかぁ……!!
あーもー!もう一息なのに!何かヒントになるものは……!!
僕は、とにかくどこかにヒントがないか、周りをグルグルと見回した。

「にゃあ〜」

猫が、鳴き声をあげ裏山に戻って行った。

…………………ん?裏山………?

「あああああああ!!!!」

僕は、つい大声を出してしまった。
そうだ!あの国語の用意をしてたとき!あの裏山に入って行った人影が速水さんかもしれない!!
僕は、スッキリしたのと同時に急いであの、人影が入って行った方向に走った。



〜30分後〜




…………ヤバイ……ここ…どこ!?
僕は、今世に言う迷子になっている。
しかも、現在進行形で…。

(うう…中三にもなって学校の裏山で迷子……。黒歴史になりそうだよ……。)
恥ずかしながら山の中をさまよっていると、

「………で、………に………………………やだ!」

誰かの声が聞こえた。
僕は、とにかくその声が聞こえた方向へ走って行った。


少しすると、
「んぅ……!うう……!」
と言う声が聞こえた。

(?誰だ……?)

声の主にばれないようにそっとしげみから覗いてみると、そこには、

「速水さん……?」


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