フェアリーテイル ナツルーグレルー恋愛小説8

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10:林檎:2016/02/02(火) 20:41 ID:nNU

今日あった事をグレルーに

「ルーシィは誰が好きなんだよ」
「え、は?」
「教えてくれよ」
「いや、その、いい…けど…///」
「じゃあ、ルーシィの好きな奴はフェアリーテイルか?」
「うん…。ヒント、あげようか?」
「おお!頼む頼む!」

「天狼島で七年過ごした人。」
「なるほど…。フリード、ビックスロー、エルフマン、ギルダーツ、オレ、女陣は無しとして…。」
なんでアンタは無しなのよ。あたしはアンタが好きなのに。
心の中でずっと想ってた。

「分かった!ナツだろ?」
「違う。」
「分かった!ガジルだ!」
「それも違う」
近くても、遠い。そんな気がする。

「あら、何してるの?」
「ミラちゃん!そうだ、ミラちゃんはルーシィの好きな奴知ってんのか?」
「知ってるわよ。」
「教えてくれよ」
グレイがミラさんの肩に手をまわす。やめてよ、胸が苦しいじゃん

「それはできないわ。」
「そうか…。」
「グレイは誰だど思う?」
「ナツもガジルも違うんだったら…、オレとか?」
「それは本人に聞きなさい」
「分かった…」
ミラさんとグレイが何を言ってたのかは知らない。

「ルーシィ!」
「な、なに!?」
「好きな奴、言わねーと家にある大福食うぞ!」
「だ、ダメダメダメ!」
「じゃあ、言えよ!」
「…分かったわよ…」
この際、言ってやろう。

決意してから十五分。
こんなに言うのは大変なのか。
もうグレイが行ってしまう。
「グレイ、帰るから送ってよ。」
「んぁ?じゃあ、言えよ?」
「分かったって」

無言で歩く。
この先の曲がり角であたし達の道は別れる。
「じゃあな、ルーシィ」
言ってやろう。今言ってやろう
「ところで、お前の好きな奴は?」
「お前だ、バカ!」
「…分かってた」

え?
グレイの返事のあと、走って帰った。
あなたの返事は
両想いだと思っていいですか?


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