今日の予定は確か、ウルビダ様に呼ばれていて、その後はヒート様とネッパー様に呼ばれている。
俺の部屋はエイリア学園の基地の一番下にある。
俺のユニフォームはない、俺はすべてのチームに所属しているから。
だから、練習に参加しろと言われたそのチームの練習に入る。
「・・・ふぅ〜」
小さな溜息が俺の口から零れ落ちる。
部屋を見渡せば、本棚とクローゼット、机、ベッド、時計と置かれていた。
何不自由ない生活だが、この部屋に出たら皆の奴隷として働く。
時計を見やれば、そろそろウルビダ様の所に行かないといけない。
ウルビダ様の所にはガイアのユニフォームを着る。
〜ウルビダの部屋〜
「ウルビダ様」
「あぁ、ノヴァ。すまない、急に呼び出して」
「いえ、俺は皆様の人形ですから」
「・・・そうか」
ウルビダ様の悲しい顔が見られたが、俺の気のせいか?
「で、どうしましたか?」
「この話をグランに伝えておいてくれないか?」
「はい、承知しました」
俺はウルビダ様の用事を終え、すぐに自分の部屋に戻る。
普通に歩いてる様に見えるが、こう見えてすっごい急いでる。
俺は一分一秒も遅れてはならない、次はプロミネンスのユニフォームを着ないといけないし、早く戻ろう。
〜プロミネンス自由室〜
「ヒート様、ネッパー様。」
「あぁ、ノヴァ。本当に時間ピッタリだね」
ヒート様に驚かれた、いや、バーン様に時間通りに行けと何回も言われたからその癖がついてしまったのだ。
「いえ、お二方様の用事ですので」
「そんな大切な用事じゃねぇって」
「遅れてしまえば、お二方様にご迷惑がかかるので」
ネッパー様にそう言った、ネッパー様はそうかと納得するが、何処となく暗かった。
「それで用事とは?」
「あぁ、サトスが急に胃痛起こしちゃってね。バーンがノヴァに練習に入れるようお願いしてくれって」
「サトス様が?分かりました、練習の時間は」
「えっと〜、昼食終って30分後だよ」
「ありがとうございます」
俺はお二人に礼をして、サトス様の居場所をレアン様とボンバ様に聞いた。
サトス様は自分の部屋に居るのだと言う。
俺は早速サトス様の部屋に向かった。
「サトス様、失礼しますね」
「あぁ・・・ノヴァか。」
「胃痛だとお聞きしたので」
「大丈夫だって、いつもの事だし。それより、練習はゴメンな」
「いえ、気にしないでください。早く元気になるよう俺も祈っておきます」
「ありがとうな」
少しだけ喋って俺はサトス様の部屋を後にした
あ、そろそろ昼食だ。
早く皆の昼食を作らないと。
続く