『私』の細かい紹介は特にありません。名前だけ決めておきまーす。
名前:水谷遙(みずたに はるか)
トップバッターは、まぁ、無難に黒子君から行きましょう。最初から彼氏で行きますか…
--------きりとりせん---------
(どうしよう…国語の教科書忘れちゃった……)
私は今最悪の事態に陥っている。
授業はもう始まっているのに、机の中に入っていた筈の教科書が見つからない。
先生に指されたりでもしたら……でも、こんだけクラスに人もいるし、指されるわけ…ね。
先生『水谷、P.54の2段落目から読め。』
ひっ…やばい……指されたっ…!?なんでこういう時に限って指すのっ!どうしようっ!!
黒子『水谷さん、』
声のする方に顔を向けると、バスケ部の黒子君が教科書を私に突き出していた。
私『あ、ありがとう……、〜〜〜〜……』
無事に読み終えてほっと一息。
隣りにいた黒子君に感謝だぁ…。
チャイムが鳴ってから黒子君にひと声かけに行く。
私『黒子君、ありがとう…助かったよ。』
黒子『いえ、先生に怒られなくてよかったですね。水谷さん。』
私『うん、本当によかった…。』
今回の会話はそれだけ。
私はそのまま頭を下げその場を後にした。その後に呟いた黒子君の言葉には気が付かずに。
黒子『彼氏なんですよ、助けるのは当然です…』
そう言って密かに微笑んだ。
--------きりとりせん----------
やばい、一回で終わった……まじかー…
次は頑張って長くします。