>>28のつづき
「きゃ〜!!!」
「ハ、ハンナ!!!」
『っ!!な、何でですか…!?』
「ど、どうしたんだりんご!?」
そこにいたのは>>2のときのドラゴンが、ハンナを捕まえていた……。
『私が……倒したはずなのに……』
「なんだと!?」
「ジョゼ!!とにかく急ぐわよ!!」
「そうしないと…ハンナが…」
「死んじゃうよ!!」
『大丈夫…』
「「「「……?」」」」
『私が…ハンナを助けます!!!』
「りんごっ!!」
私は剣を出し、ドラゴンの弱点のところまで突っ走る。
「怖いよ…助けて…」
「ハンナ!!待ってろ…俺が今、助けてやるっ!!!」
「ジョゼ危険よ!!」
ジョゼはハンナを救い出すことしか考えていなかったので、ハンナのところまで、突っ走って行き、ジョゼが技をぶつける。
「ロクヒナタタケ!!」
「「「「………!?」」」」
私とジョゼ以外の全員が驚きの顔をして、「凄い」という空気になる。
『まさか…本当になるなんて…』
ジョゼの技はドラゴンに当たり、ハンナを解放するけど、距離が遠いので、キャッチは不可能と思った。
「ジョゼ〜!!」
「ハンナ〜!!」
「きゃ〜!!!」
ジョゼが「もう駄目だ……」と諦め切ったのを、私はチカラで止めた。
『はぁ…はぁ…』と息切れをして、倒れそうにもなりそうだったけど、第一の目的はなぜドラゴンが復活していたのかということについてである。
「ありがとうございます…勇者さん。私はハンナです……ちょっと怖かったですが、ジョゼがいてほっとしました。」
『私は安藤りんご。りんごでいいですよ。』
「いや、りんごさんと呼ばせてもらいますっ!!」
「そんなことより…」
「グオオオオォォォォ!!!!」
『ブチ切れか逆切れをしているドラゴンを倒さないといけませんね…;;』
「そうだな…」
「私たちも戦うわ!」
「そうだよ!!」
「わ、私も戦いますっ!!」
「俺も」
『ありがとうございますっ!!』
こうして、私たち6人はドラゴンに立ちはだかることになった。