>>39のつづき
-まぐろside-
AM5:30に僕は目を覚ました。
『……☆』
りんごちゃんは見た目ぐっすり眠っているけど、僕には分かる。
りんごちゃんは疲れているし、何かに抵抗しているように見える。
「うっ…うぅ……」
僕はそっと手を当てて、『大丈夫だよ☆』と天使のようにささやく。
「うっ……。…………。」
すると、りんごちゃんは楽になっていた。
僕には安心して再び眠り始めた。
このとき、僕は気づいていなかった。
りんごちゃんにこの声は届いていなかった…。
そして、みんなは何も知らない、世界を引きずり込む事件を起こしていたり、その原因が近くにいたりしていたことも……。