「あゆみ〜!行くよ!」 「ま、待ってよ、美紅!」 体操着に着替えた私は、親友の美紅を追う。 バタッ! ぶつかっちゃった。 「あ、ご、ごめんなさい。」 「いいよ。気をつけてね。」 優しそうな男の子は、笑った。 「あゆみ!遅れるよ!」 美紅の声ではっとした。 体育館に着くと、心臓はドキドキとしていた。 な、何だろう?このキモチ。 これって、『恋』なの?