ガチャッ
葵「行ってきまーす!」
誰もいない家に向かって、元気よく言う。
私、北条 葵は、今日から社員となります!
もちろん、緊張はしてる…
葵「ここか〜…」
着いたのは、立派な建物…つまり、私が今日から働く会社!
コンッ
静かな螺旋階段に響く足音。
そして、社員の人達がいるであろう部屋の前に着いた。
葵「…」
勇気を出して…!
ガチャッ
葵「失礼します!」
?「うわぁっ!」
えっ?
ドサッ
?「いってぇ〜…」
?「ははっw大ちゃん、ドンマイw」
?「あ、君、今日から働く子だよね〜?」
ちょっと待って、状況が飲み込めない…
?「俺、伊野尾 慧、あ、一応社長ね〜w」
えっ!?こんなマイペースそうな人が!?
?「俺は八乙女 光、何でも言って」ニコッ
八重歯、眩しいな〜…
すると、先ほど大声を上げた人が…
?「俺、有岡 大貴!よろしくね!」
葵「あ、はい…」
っていうか、鼻赤い…?
慧「君が開けたドアが大ちゃんに直撃してさ〜w」
えっ!?
葵「ご、ごめんなさい!」
大貴「いや、平気だから!謝んないで!」
優しい人だな〜…
って
私、自己紹介してない!
葵「北条 葵です!今日からお世話になります!」
すると口々に挨拶してくれた。
慧「あ、ちなみに社員はこれだけね〜」
えっ?
葵「こ、これだけですかっ!?」
慧「うんwで、葵ちゃんの教育係は〜…大ちゃんで!」
大貴「俺!?」
慧「よろしくね〜」
勝手だな〜…
大貴「よろしくね!えっと…何て呼べば良い?」
葵「あっ、えっと、普通に…」
大貴「じゃあ〜…葵ちゃんで良いや!」
葵「あ、はい…!」
やっていけるかな?これから…